相続放棄申述受理通知書は、相続登記の添付書類となるのか?

家庭裁判所へ相続放棄申述受理申立をして認められると、相続放棄申述受理通知書が送られてきます。この通知書があれば、相続放棄の申述が受理されたことは明らかだといえます。

そして、不動産の相続登記をする際、相続人中に相続放棄をした方がいる場合には、その証明書を添付します。たとえば、そもそもは相続人が3名いたのだが、そのうちの2名が相続放棄をしたという場合、2名が相続放棄していることの証明書を出すわけです。

それでは、相続放棄申述受理通知書を添付書類として、相続登記をすることはできるのでしょうか?

結論からいえば、相続放棄申述受理通知書を添付しての相続登記は認められません。相続登記をするための登記原因証明情報の一部として提出すべきは、「相続放棄申述受理証明書」であり、相続放棄申述受理通知書で代用することはできません。

通知書があれば、相続放棄申述が受理されていることは間違いないのですから、それで登記申請をおこなっても差し支えないはずですが、現状ではそのような取扱いは認められていないのです。

(参考 質疑応答)
相続の放棄をした者がいる場合における相続を登記原因とする所有権の移転の登記の登記原因を証する情報(登研720号)
 相続の放棄をした者がいる場合において、相続を登記原因とする所有権の移転の登記の申請をするときは、登記原因を証する情報の一部として「相続放棄申述受理証明書」ではなく、「相続放棄申述受理通知書」を提供することはできないと考えますが、いかがでしょうか。
 御意見のとおりと考えます。

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